任天堂の宮本氏、マリオのストーリーについて「面白さを引き上げる一つの方法」
任天堂の宮本茂氏が海外メディアIGNのインタビューに応じ、賛否を呼ぶマリオシリーズにおけるストーリーの必要性について回答した。
宮本氏は「複雑なストーリーが必要でないと言っているわけではないんですけどね、もともと」とファンの間で度々議論される宮本氏の“マリオにストーリーは不要”発言について、誤った考え方が広まってしまっていると同氏は指摘。
宮本氏は続けて「どんな人に対しても同じように平等に繰り返してくれる、というのがコンピューターの一番のおもしろさで、それを何度も使って初めてそのおもしろさが出てくるわけですよ。だから、そのおもしろさを引き出すためのひとつの方法として、ストーリーがある」とストーリーに関する自身の見解を改めて述べた。
同氏はまた、ユーザーからはストーリーがゲームの面白さとして語られることが多い点について言及し、ディベロッパーがストーリーを重視してしまうとゲームの遊びが疎かになってしまうという懸念を話した。
“マリオにストーリーは必要か?”という国内外のファンを巻き込む物議を醸した問題の原因である『ペーパーマリオ スーパーシール』についても同氏は当時、従来のシリーズのような重厚なストーリーをなくす方針にし、前作の『スーパーペーパーマリオ』から一転したコンセプトの作品であったことから、従来のマリオRPGファンからは賛否両論を呼び、今日までも“マリオのストーリー問題”はしばしば話題になっている。
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