建設予定の「任天堂資料館」に“弥生時代の土器”
任天堂が2023年中に完成を予定している「任天堂資料館(仮称)」の建設敷地内で発掘調査を行ったところ、弥生時代の土器が見つかったことが判明した。
宇治市の調査結果によると、敷地内からは柱の穴の跡などが見つかり、周辺からは弥生時代後期のものとみられる土器の破片などがまとまって出土したとの報告がされている。
土器の破片は乱雑に投棄されていないことから、祭事などに使われた遺構の可能性があり、この付近には、集落があったとみられている。
今回の調査結果で「任天堂資料館(仮称)」の建設計画には変更はなく、予定どおり2023年に完成する見通しだ。
任天堂の歴史を体験できる施設はこれだけじゃない
任天堂の歴史を体験することができる施設はこればかりではなく、京都市内にある旧本社社屋を改装したホテル「丸福樓」が4月1日にオープンしている。
客室は、ルーフトップテラス併設の丸福樓スイートや露天風呂と和室併設のジャパニーズスイートなど、7つのスイートを含む全18室が用意されており、旧本社社屋の建築様式や内装を活かした既存棟、またはシンプルでスタイリッシュな新築棟に泊まることができる。
また、丸福樓館内には客室の延長である“第二のリビング”感覚でくつろげる2つのラウンジが完備されている。同スペースでは、飲み物はもちろん、シーフードグラタンや和牛カレーなどの軽食も常に用意されているので、好きな時間に訪れて好きなだけ味わうことが可能。
さらに、任天堂創業者・山内家がプロデュースした「ライブラリー dNa」も用意されており、任天堂の歴史とその原点に触れられる特別な空間で、ラウンジとしても使用することができる。
朝食・夕食等含み1泊10万(1室2名)と一般的なホテルより高い価格設定となっているが、任天堂ファンなら一度は行く価値があるのではないでしょうか。
「任天堂資料館(仮称)」とは?
任天堂が昨年6月に発表した、過去のゲーム機などを展示する資料館。任天堂は以前から過去の商品を扱う資料館を検討していたが、京都・宇治市の意向から建設が決定した。
建設予定地は「宇治小倉工場」。宇治小倉工場は、2016年まで主にトランプ・花札の製造や、サービスセンターとしてゲーム機の修理業務が行われている場所だったが、用地としての利用が決まった。
「任天堂資料館(仮称)」は、展示と体験を行う観光施設としての集客を目指し、2023年度(2024年3月期)の完成を予定しているという。
ディスカッション
コメント一覧
ミュージアム建設地近隣住民です。
100年程前まで、建設地西には巨椋池という巨大な池が有りました。
大正時代の頃には蓮が美しい観光地だったようですが、昭和初期?には埋め立てられました。
建設地近隣の地名は『神楽田』です。
縄文時代の頃は水の豊かな地で農耕が盛んに行われ、神様に舞を納めていたのかも知れないですね。