任天堂、「(ハードの)独自性とソフト開発のしやすさを両立したい」 今後も任天堂らしい商品開発へ
任天堂は11月6日、2025年3月期決算説明会/経営方針説明会を開催。質疑応答のセッションにて、株主から以下のような質問が寄せられた。
Q5.新しいハードウェアを開発する際に、任天堂らしいユニークなものづくりはとても大事だと思う一方で、あまりにもユニークなハードウェアだとソフトメーカーがソフトウェアを開発しづらい部分もあると思う。ハードウェア開発において、ユニークさとソフト開発のしやすさのバランスをどのように意識しているのか教えてほしい。
A5.塩田:
当社のハードウェアにおけるユニークな機能や特徴は、ハード開発者だけでつくっているわけではなく、ソフトウェアの開発チームと一緒にどうすればユニークな娯楽体験をお届けできるかを考えてつくっています。もちろん、考慮する中にはソフトメーカー様の遊びもあります。
開発の過程においては、さまざまなプロトタイプをつくって手触りを確かめ、その中で良いと思ったものをブラッシュアップしていく、そのような流れを大事にしていますが、昨今はハードウェアやソフトウェアだけでなく、それを動かすシステムソフトの重要性も増していますので、システムソフトの開発者も加わって一体となって開発しています。ユニークなものを世の中に広げていくことも私たちがこれまで大切に取り組んできたことですので、ユニークさとソフト開発のしやすさのバランスをしっかり考えながら、今後も任天堂らしい商品を作っていきたいと思います。引用:任天堂株式会社,2025 年 3 月期 第 2 四半期決算説明会/経営方針説明会 質疑応答(要旨),https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2024/241106_2.pdf?_gl=1*1hlulkw*_gcl_au*MTE0MDk3NzU3OS4xNzMwMzkyMTE3*_ga*MTI5NDIwMTI0OC4xNzMwMzkyMTE3*_ga_128BBZFV9V*MTczMTIyODcyNC4xMS4wLjE3MzEyMjg3MjYuNTguMC4w,2024年11月10日閲覧
任天堂の塩田氏は、ハードの独自性について「ハード部門とソフト部門、ソフトメーカーとの協議の上で決定している」と話し、これまでの過去製品と同様に「任天堂らしいハードのユニークさとソフト開発のしやすさのバランスを考慮していく」とした。