ゲームを連続して「3時間以上」プレイする人は身体への負担がより顕著に 6時間以上でもリスク変わらず
オーストラリアのクイーンズランド大学によると、一度に3時間以上連続でゲームをプレイしている人は目の疲れや体の痛みといった身体的な疲労を生じやすくなることが分かったという。(論文)
同大学は、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアの4カ国から日常的にゲームをプレイしている955人のプレイヤーを対象に調査を実施。男性、女性ともに約50%の割合で18歳から94歳までと幅広い年代の層を集めた。
調査の対象者に対し、「過去1年で一回あたり3時間以上(6時間以上)プレイする機会がどのくらいの頻度であったか」を質問。また、ゲームへの依存度を計るゲーム障害尺度(IGDT-10)にも回答してもらい、プレイヤーがどの程度ゲーム障害として評価されるのかを調査した。
調査結果によると、毎週一度に3時間以上プレイしている人は全体の27.5%で、毎日3時間以上プレイしているのは9%という結果になった。
その他、参加者の46.1%が眼精疲労や目の痛みを感じ、45.4%が手指、手首の痛みを感じていると回答し、52.1%が背中や首の痛みを感じていたという。
同大学の研究チームがゲームの利用時間と身体への負担の関係性について詳しく調べたところ、毎週・毎日問わず、一度に3時間以上ゲームをプレイしている人は3時間未満の人たちに比べ、身体への負担のリスクが有意に認められた。
なお、3時間を超えて6時間以上であっても利用時間に応じてさらに負担が増大するといった因果関係はみられなかったという。
つまり、ゲームを安全に楽しむためには一日3時間までという制限を設けたほうが良いのかもしれない。プレイヤーの皆さんは今後のゲームライフを送る上での参考にしてほしい。
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