任天堂は6月27日、23日に行われた「第83期 定時株主総会」の質疑応答をホームページ上で公開。株主からはSwitchの次世代機に関する質問が多く寄せられた。ここで、特に関心の高かった質問とその回答を列挙していく。
- Q1. Switchで購入したソフトを将来のゲーム機で引き継いで遊べるようにして欲しいと思うが、考えを聞かせてほしい。
- Q3. Switchは今年で7年目に入り、終盤の局面に入ってきていると思うが、次世代機への移行に関して具体的な施策があればおしえてほしい。
- Q9. 今後、「NINTENDO 64 Nintendo Switch Online」のようにニンテンドー3DSのソフトをSwitchで遊べるサービスは考えていないか。
- Q14. 今すぐ新しいハードを発売するよりも、すでに全世界で1億台以上販売されているSwitchに注力し、今後発売されるソフトの販売の最大化に取り組むことが、任天堂のビジネスにとって最も効果的ではないか。また、いずれ次世代機が発売されると思うが、その際はお客様の手に商品が渡るように、転売対策をしっかりとってほしい
Q1. Switchで購入したソフトを将来のゲーム機で引き継いで遊べるようにして欲しいと思うが、考えを聞かせてほしい。
当社は、将来のハードウェアの仕様について、常にさまざまな検討を行っていますが、この場において将来のハードウェアに関する具体的なコメントは控えさせていただきます。
〜省略〜
当社としては今後も引き続きハード・ソフト一体型のゲーム専用機によるユニークな遊びを提案していきたいと考えていますので、ご期待いただければと存じます。
Q3. Switchは今年で7年目に入り、終盤の局面に入ってきていると思うが、次世代機への移行に関して具体的な施策があればおしえてほしい。
〜省略〜
次世代機への移行に関しては、以前はハードウェアだけが当社がお客様とつながる手段であり、 ハードウェアが新しくなるとお客様との関係を再構築していく必要がありました。一方、Nintendo Switchに関しては、ニンテンドーアカウントを介してさまざまなお客様と直接つながることができています。ニンテンドーアカウントは、ゲーム専用機由来だけではなくモバイルアプリ由来も含めて、世界中で多くの方に作成いただき、アカウント数は2億9,000万以上となっています。
Nintendo Switchから次世代機への移行においては、ニンテンドーアカウントを活用しながら、お客様にうまく移行していただけるように努めていきたいと考えております。
Q9. 今後、「NINTENDO 64 Nintendo Switch Online」のようにニンテンドー3DSのソフトをSwitchで遊べるサービスは考えていないか。
Nintendo Switch上で、ファミリーコンピュータやスーパーファミコン、ゲームボーイの一部のタイトルはNintendo Switch Onlineにご加入のお客様に、NINTENDO 64、ゲームボーイアドバンスの一部のタイトルはNintendo Switch Online + 追加パックにご加入のお客様に、それぞれ遊んでいただけるようになっています。それ以外のプラットフォームで発売したタイトルにつきましては、ご意見として承りますが、現時点で具体的にお話しできることはございません。
Q14. 今すぐ新しいハードを発売するよりも、すでに全世界で1億台以上販売されているSwitchに注力し、今後発売されるソフトの販売の最大化に取り組むことが、任天堂のビジネスにとって最も効果的ではないか。また、いずれ次世代機が発売されると思うが、その際はお客様の手に商品が渡るように、転売対策をしっかりとってほしい
〜省略〜
先日のNintendo Directでも発表しましたように、今年もNintendo Switch向けに多種多様なソフトウェアを開発しておりますので、これらのソフトウェアをなるべく多く販売することでビジネスの最大化を目指していきたいと考えております。
また、次世代機など新しいハードウェアを発売する時の転売対策に関しては、まずはお客様の露要を満たせる数を生産して出荷することが最重要だと認識しています。その上で、それ以外にも何か可能な対策がないか検討していきます。
その他、質疑応答の全文はこちらから閲覧できる。