任天堂は5月21日、「開発者に訊きました:マリオカート ワールド」を公開。本作『マリオカート ワールド』が、当初Nintendo Switch向けに開発が進められていたことが判明した。

「わちゃわちゃした感じ」というと、今作は最大24人で対戦できるようになったようですね。前作に比べるとずいぶん増えましたが、この人数はわりと早くから決まっていたのでしょうか?

矢吹:前作では12人でしたが、今作の24人という数字はだいぶ早い時期に決めていました。大きい広い世界で長い道をつくっていくと、対戦メンバーがいろんな場所に分散してしまって、レース感が薄くなってしまうかもしれない。

じゃあ、対戦人数を増やしておけばあちこちで競り合いが起こるだろう、と・・・ちょっと安直に(笑)。

佐藤:当時はこの『マリオカート ワールド』をNintendo Switch向けに開発していたのですが、その中に24人が収まるかな・・・というのはプログラム面からは冷静に分析していました。

ゲーム開発では、いろいろな要素をつくり終わってから最適化して処理を収める、という進め方をするのですが、24人対戦にするということであれば最初からいろんな処理をカリカリに最適化しながらつくっていかないといけない状態でした。